By 中村百合 
2024年10月12日、TBS系で放送された「キングオブコント2024」が大きな話題を呼んでいる。番組の中で、審査員が出す点数やコメントがネット上で盛り上がりを見せ、特に「審査員の好み」というキーワードがX（旧ツイッター）でトレンド入りした。特に、デビューから5年連続で決勝進出を果たしたお笑いコンビ「ニッポンの社長」が審査員からの評価に対して“審査員の好み”を前面に出すコメントをし、その姿勢が観客や視聴者の共感を呼び起こした。
審査員の評価と彼らの好み
今回の「キングオブコント2024」には、合計で10組の決勝進出者がおり、審査員には歴代のコント王者たちがずらりと並んだ。審査員の顔ぶれは以下の通りである。
| 審査員名 | 優勝回数 | コメントの傾向 |
|---|---|---|
| シソンヌじろう | 7代目 | 緊張感を持って評価 |
| 東京03飯塚 | 2代目 | 作品のテーマを重視 |
| バイきんぐ小峠 | 5代目 | ユーモア重視 |
| ロバート秋山 | 4代目 | 独特な視点で評価 |
| かまいたち山内 | 10代目 | 多様な展開を求める |
データ：決勝進出の組み合わせと点数
| コンビ名 | 審査員からの最高点 | 審査員からの最低点 |
|---|---|---|
| ニッポンの社長 | 96点（小峠） | 92点（飯塚） |
| ロングコートダディ | 95点（秋山） | 88点（山内） |
| コットン | 98点（小峠） | 90点（秋山） |
これらの評価は、各審査員の個々の好みに大きく依存していることが見て取れる。「ニッポンの社長」の辻皓平が「これは審査員さんの好みなんで」と発言したことによって、視聴者たちは審査基準やその透明性について議論を始めたのだ。
浜田雅功の進行役としての立場
番組のMCを担当した浜田雅功は、審査員に対して同じコメントを二度求める「2周目」という手法が話題になった。視聴者はこの独特の進行スタイルに賛否を分けており、「浜ちゃんの2周目天丼含め、全体的に今年のキングオブコント最高」という意見もあれば、「浜ちゃんもうコメント2周目ボケうけてないわ」という厳しい意見も散見された。
浜田のコメントスタイル
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賛成意見:
- 「浜ちゃんの進行が楽しい」
- 「審査員とのやりとりが新鮮」
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反対意見:
- 「同じことを二度言うのは冗長」
- 「新しいコメントを期待していた」
これらのコメントはXで広がり、多くのファンが浜田の進行についてリアルタイムで意見を交わしている。
審査基準の透明性と視聴者の反応
「審査員の好み」というワードがトレンド入りした背景には、視聴者の間での審査基準や透明性に対する関心が強まっていることがある。特に、「ニッポンの社長」が低評価に苦しんだ際、多くの視聴者が「なぜこのコンビが低い点数を受けるのか？」と疑問を投げかけている。視聴者たちの評価基準と審査員の評価基準の違いは、今後のコント文化において重要なテーマとなるだろう。
具体的な反応
- 「飯塚さんから良い点数を貰ったければ新しい設定が必要」
- 「松本がいたらどう評価されたか気になる」
- 「視聴者の感覚と審査員の感覚にズレを感じる」
このように、多様な意見が飛び交い、視聴者が自分自身の感覚を持ちながら番組を楽しむ姿が見られる。
最後に
KOC「審査員の好み」として話題となった今回の放送は、視聴者のコントに対する意識を変える重要な出来事である。コントというジャンルにおいて、人々が何を楽しむのか、どのような笑いを好むのかがより明確に浮き彫りになった。今後、こうした議論が続く中で、KOCはますます進化していくことが期待される。
放送後の視聴者の反応や、今後の KOC の展望については、引き続き注目していきたい。