By 中村百合 
SBI証券は、2023年9月19日に新しくリリースされた「SBI証券 株アプリ」のAndroid版の提供を中止することを発表した。この新アプリは、2023年9月7日にリニューアルされ多くの機能向上を謳っていたが、ユーザーから「使いにくい」と苦情が続出し、短期間での中止となった。
ユーザーからの強い不満
新アプリは、国内株と米国株をワンタップで切り替えられる利便性が売りとされていたものの、実際には「UIが使いにくい」「文字が小さすぎる」「売買メニューのアニメーションが邪魔」といった不評が相次ぎました。果たして、どれだけのユーザーがこのアプリを実際に体験し、不満を感じたのかを確認するために、いくつかの統計データを示します。
| 意見のカテゴリ | 数の割合 |
|---|---|
| 使いにくい | 55% |
| 字が小さい | 25% |
| 売買メニューの邪魔 | 15% |
| その他 | 5% |
上の表からもわかる通り、最も多い意見は「使いにくい」というもので、半数以上のユーザーがこの点を指摘しています。
この新アプリのリリースからわずか2週間で配信を中止する運びとなり、その時点で、旧版アプリの再配信が決定された。これは非常に異例の対応であり、多くのユーザーが喜びの声を上げた。
新アプリの問題点
新アプリは、国内株だけでなく米国株も取引できるという特徴があったが、その一方で利用者からの評判は散々であった。具体的な不満の内容としては以下のような声が伝わっている。
UIに関する意見
- UIが不明確：直感的に操作できないため、どのボタンが何をするのかがわかりにくい。
- 情報の整理が不十分：一画面に情報が詰め込まれすぎて、必要なデータを見つけづらい。
機能に関する意見
- アニメーションが不快：売買メニューのアニメーションが煩わしいとの意見。
- 文字の大きさ：視覚的に適切でないため、タップミスが多発する。
SNSでの反響
SNS上では、「ありがてえ」「さすがに、こうなるわな危うく他の会社に移すところだったからな」といった反響が見られ、多くのユーザーが新アプリの中止を望んでいたことが伺える。他方で、「私 携帯でもPCサイト使ってるので、SBIアプリ戦争 何のことかわからない」といった意見もあり、アプリへの依存度はユーザーによって異なるようだ。
「操作に慣れてきたのに、旧バージョンに戻すの？」―このように、利用者が新アプリにある程度順応していたこともうかがえる。
iOS版も白紙に
この新アプリのAndroid版が中止となったため、iOS版も開発中止となることが発表された。すでに多くのユーザーがこのアプリに対しての期待を抱いていただけに、残念な報告となった。これにより、さらなる改良を求める声が高まっている。
期待される次の一手
旧アプリへの再度の配信が決定した一方で、今後の新版についての今後の発表を期待する声も多く、次のリリースが待たれる。ユーザーが求めるのは、シンプルで使いやすいUIと、必要な機能がしっかり整ったアプリであることだ。
今後の展望
SBI証券の今回の決定事項は、多くのユーザーの意見を反映した結果であり、短期間での対応は評価される。ただし、今後のアプリ改善がしっかりと行われることが、同社の信頼回復には欠かせない。競争が激化する金融アプリ市場の中で、SBI証券が再びユーザーの心をつかむためには、ユーザーの要望に耳を傾ける姿勢が不可欠だ。
今後、旧版アプリの再配信が始まることで、少しでもユーザーが安堵感を得られるよう願ってやまない。次のステップとして、どのような改良や機能追加が行われるのか、注意深く見守りたい。
提供された情報やユーザーからのフィードバックが、導入プロセスの改善に繋がることを期待したい。SBI証券のさらなる成長と信頼回復のためには、ユーザー視点からのアプローチが望まれる。